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株式会社モミモ

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人間とより豊かな車社会の共生を目指して

事業内容

当社は、自動車の電装製品に使用される樹脂部品を成形しており、扱う部品は約400種類に及びます。主な部品は窓を昇降させるモーターやフロント・リヤガラスに付着した水や汚れを払拭するワイパーの作動モーターなど、動力部に使用される部品が中心です。特に、軽量化が求められる自動車業界では、従来の金属製品を樹脂に置き換えることで軽量化とコスト削減を実現しており、燃費向上や航続距離の伸長にも貢献しています。こうした樹脂化は、電気自動車(EV)の普及により車両の部品点数が増える中で、ますます重要になっています。当社の特徴として、樹脂成形技術に特化した金型の設計から成形までを一貫して行い親会社であるミツバの各工場へ供給しモーター等に組付けられて完成品となり、自動車メーカーなどへ出荷されます。

企業シーン1

想い

モミモはモミモを愛し支える人々とともに、
価値の創造を通して豊かな未来社会の実現に貢献する。

モミモは1949年に籾茂絹織株式会社として設立されました。1970年代後半の繊維不況のなかミツバグループの一員として電装品組み付け・プラスチック成形部門を強化して、1990年に「株式会社 モミモ」に改称いたしました。
そして、現在では、めまぐるしく変化する環境下プラスチック成形技術:部品加工技術をグローバルに発信する企業となりました。
モミモはこれからも企業理念のもと、また、2050年カーボンニュートラルに取組み、豊かな未来社会の実現に貢献してまいります。
今後とも「お客様に喜んでいただける商品を提供し続ける」ことができるように、常にチャレンジ精神のもと、デジタル技術を活用し、高品質、高効率な生産システムを確立していきます。
モミモはミツバグループの中核企業として新しいものづくり、人づくりをつうじて、地域社会に貢献してまいります。
ひろがる技術をつうじて、お客様に信頼され喜んでいただける企業に成長してまいります。

企業シーン2

動画

SDGsの取り組み

当社では、SDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた取り組みを積極的に行っています。特に「産業と技術革新の基盤をつくる」という目標に対し、自動車部品の樹脂化を通じて貢献しています。樹脂は金属よりも軽量で、生産過程におけるエネルギー消費も少なく、環境負荷を軽減する効果があります。また、生産時に発生する廃棄物の削減にも取り組み、成形時に出る端材のレス化や最小化、発生した端材は自動で再利用できる仕組みを入れたりするなど、廃材の排出量を抑えています。
また、工場の屋根には太陽光パネルを設置して、生産にかかる電力の一部を自社で賄っています。これらの取り組みは、ミツバグループ全体の中でも、しっかり取り組めていると自負しています。

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ここがポイント!

  • 1.

    商品・サービスについて

    ① 御社の商品・サービスについて教えてください。

    当社は、自動車の電装製品に使用される樹脂部品を成形しており、扱う部品は約400種類に及びます。主な部品は窓を昇降させるモーターやフロント・リヤガラスに付着した水や汚れを払拭するワイパーの作動モーターなど、動力部に使用される部品が中心です。特に、軽量化が求められる自動車業界では、従来の金属製品を樹脂に置き換えることで軽量化とコスト削減を実現しており、燃費向上や航続距離の伸長にも貢献しています。こうした樹脂化は、電気自動車(EV)の普及により車両の部品点数が増える中で、ますます重要になっています。当社の特徴として、樹脂成形技術に特化した金型の設計から成形までを一貫して行い親会社であるミツバの各工場へ供給しモーター等に組付けられて完成品となり、自動車メーカーなどへ出荷されます。

    ② 自社の商品やサービスに、どのような特徴があると考えてますか?

    当社の商品やサービスの特徴は、何といっても「専門性の高さ」と「高精度の樹脂成形技術」です。1984年に樹脂成形部門を立ち上げて以降、長年にわたり樹脂部品の製造に特化し、その技術を磨いてきました。特に、金型の中で製品のバランスを取る「型内バランス技術」は、業界の中でもかなり高度な技術です。通常、ファンなどの回転部品は製造後にバランスを調整する必要がありますが、当社では成形時にこれを完了させるため、検査工程の省力化が図れ、100%の良品率を実現しています。これは製造方法や金型設計に独自の工夫を織り込んでいるからこそ可能な技術であり、専門工場としての強みです。また、こうした技術を自社で前段階から開発し、製造技術の標準化を進めていることも当社の特徴です。樹脂部品の専門メーカーとして、分業体制の中でも確固たる技術力を蓄積し、グループ全体の戦略において重要な役割を担っています。

  • 2.

    アウターブランディング

    ① 会社として大切にしていることはどのようなことですか?

    当社が大切にしているのは、社員一人ひとりが意欲を持って仕事に取り組める環境を整え、成長を支援することです。私は社長として、若手社員や現場のスタッフと膝を交え、直接意見を聞く機会を大切にしています。車座になって話し合うことで、モミモを「こんな会社にしたい」というビジョンを共有し、社員にも主体的に考え行動してほしいと願っています。また、現場の意見を聞くことで、日々の業務では見えにくい社員の強みや可能性に気づくことが多く、意欲的な社員には積極的に改善提案や新しい仕事にチャレンジする機会を提供しています。
    さらに、ミツバグループの一員として「私たちが守るべき行動」に沿った取り組みを通じて、社会からの信頼を得る企業を目指しながら、「リスクの低減」「社員の意欲向上」「ブランド価値の向上」「優秀な人材の確保」といったメリットを実現したいと考えています。社内では毎月人事会議を開催し、各部門の状況に応じて配置を柔軟に見直すことで、社員が最も力を発揮できるポジションを模索しています。また、新入社員に対しては、3ヶ月間で全部署を回り、適性を見極めた上で配属を決定することで早期離職を防ぎ、働きやすい職場環境づくりに力を入れています。このような取り組みを通じて、社員が意欲的に働ける環境を作ることが、最終的には会社全体の成長に繋がると信じています。

    ② 将来的にどのような会社にしていきたいか?

    ミツバグループに貢献し、顧客に信頼される企業であり続けたいと考えています。当社の目標は、安全・安定的に高品質な製品を「安全で、楽に・安く・早く・良いものだけを造り続けられる事」の提供できる工場体制を確立することです。そのため、モミモがグループの樹脂製品のマザー工場として、国内外の生産拠点を支える存在となり、「お客様に安全で安心していただける世界一の樹脂部品を提供し続ける」ことを目指しています。

    また、持続可能な「モノづくりの進化」と「人の成長」に力を入れ、成形・金型技術の向上や現場力の強化を進め、環境負荷の軽減や生産効率の向上にも取り組んでいます。これらの活動を通じて、変化する市場ニーズや環境課題に柔軟に対応し、顧客とグループにとって不可欠な存在としての価値を高めていきたいと考えています。

    さらに、社員の成長を支えることも重要視しています。社員一人ひとりが主体的に行動し、改善に取り組む文化を育むことで、品質やコスト管理においても細部にこだわる姿勢が根付き、モミモ全体の成長力を高めます。社員が自身の役割に誇りを持ち、成果を分かち合いながら、社会や顧客に貢献できる企業を目指しています。

    ③ 経営者として大切にしていることは?

    経営者として大切にしているのは、企業理念に沿った言動を常に心掛け、社員と共に価値を生み出し続けることです。特に、当社の製品が「お客様にどんな価値を提供できるか」を常に考えています。自動車用の部品ですので、単に安全で高品質な製品を提供するだけではなく、技術力を通じて「安価でありながらも高性能で、安心して長く使える製品」を実現し、社会に貢献していくことが使命です。例えば、樹脂化技術を通じて自動車の軽量化を促進し、結果としてカーボンニュートラルや持続可能な社会の実現に寄与することも、私たちが提供する価値の一つです。
    また、技術力の強化を通じて、今ある製品の価値をさらに増幅させることも大切にしています。例えば、既存の樹脂部品の強度を高めたり、コストダウンを図ることで、より多くの当社の製品を選んでいただけるようにすることも一つの方法です。私は、こうした価値の変換や増幅を行い、社員が自分たちの仕事に誇りを持ち、技術者としての成長を実感できるような環境づくりを心掛けています。経営者として、社員一人ひとりの力を引き出し、モミモ全体が社会にとってかけがえのない存在になることを目指しています。

  • 3.

    インナーブランディング

    ① 人材育成について取り組んでいることはありますか?

    当社では、社員の成長を支える人材育成に力を入れています。特に、技術系の社員には「プラスチック成形技能士」などの技能資格を取得するためのサポートを行っています。この資格は、成形設備を扱う上で必要な専門知識を証明するもので、社員の技術力向上とともに個人のモチベーション向上にも繋がります。
    毎年、試験対策として社内で勉強会を実施し、実務を活かしたシミュレーション形式の講座を開催しています。その結果、毎年3~4名が資格を取得し、社員の約70%が業務上必要な資格を保有するまでに至っています。
    また、資格取得に必要な費用や試験前講座については、全社的にバックアップし、自己啓発を積極的に支援しています。さらに、専門知識に限らず、英語力や交渉力などを高めることができる「SDスクール」も導入しており、社員が希望する講座を受講できるよう受講完了後、50%の受講費用を会社が負担しています。社員の「学びたい」という気持ちを最大限尊重し、どんな学びにも積極的に応える体制を整え、成長を促進する環境づくりに取り組んでいます。

    ② 平均勤続年数・平均年齢

    当社の平均年齢は37.2歳前後で、平均勤続年数は13年を超えています。特に、技術者層では長年勤務している社員も多く、熟練の技術力を持つベテランが揃っているのが強みです。彼らの知見やノウハウは、製品の安定した品質を支える基盤となっており、若手の指導や教育にも積極的に携わってくれています。一方で、数年前から若手の採用にも力を入れており、20代の社員も増えてきました。こうした若手とベテランのバランスが取れたチーム構成が、社内の活力を生み出し、新しい取り組みや改善を推進する原動力になっています。

    ③ 社員にはどのようなことを求めてますか?

     当社が社員に求めているのは、「自分事化により仕事に主体的に取り組む姿勢」です。現状、日々仕事に取り組む中で、「こうした方がもっと良くなる」「こうすれば効率が上がる」といった意見や提案を積極的に採用しています。また、経験や専門知識の有無にかかわらず、社員一人ひとりが主体的に意見を出し、職場の改善に取り組んでくれることで、会社全体の活気に繋がっています。
     新しい視点や提案が社内で活発に交わされることで、自然と活気が生まれ、組織としての成長が促されると信じています。専門知識や経験が不足していても構いません。大切なのは、やる気と前向きな姿勢で、自分から意見や行動をする心構えです。その姿勢が、結果としてチーム全体、会社全体の成長を支える力になると確信しています。

メンバー

企業情報

会社名
株式会社モミモ
設立年
1949年
代表者
石川正彦 (代表取締役社長)
業界・業種
その他
資本金
90,000,000円
売上高
3,380,840,000円
社員
125名
平均年齢
37.2歳
男女比
8:2
特徴
所在地
群馬県桐生市相生町3丁目136-1
勤務地
桐生市
email
kodaka-tatsuhiro@mom.mitsuba-gr.com
URL
http://www.momimo.co.jp/