**群馬県が主催し、僕たちキャリコが企画運営を担当した「ぐんま就活バスツアー」**で、学生たちと県内の製造業の現場を訪れました。
バスに揺られて到着した工場の中は、想像を超える精密な工程と、世界に誇れる製品が静かに形づくられていく場所。
「こんなすごい技術が群馬にあったのか」と、胸が高鳴りました。

すごいのに、なぜ伝わらないのか?
現場で働く社員さんの目は真剣で、製品への誇りも確かに感じられます。
けれど、その誇りは外にはあまり届いていませんでした。
学生に感想を聞くと「すごいと思うけど、最初は名前も知らなかった」という声ばかり。
社員さんに話を聞いても「うちは普通ですよ」「昔からやってますから」と、技術や歴史をあまり誇らしげに語らないのです。
このとき痛感しました。
「良い会社」なのに、“魅力を言語化できていない”──これが、若者の心に届かない一番の理由だと。
情報発信の壁

多くの企業は、日々の生産や営業に追われ、広報や採用活動に割く時間がほとんどありません。
会社紹介のパンフレットやWebサイトは数年前のまま、写真も文章も古いまま。
企業説明会でも、「事業内容」や「沿革」のスライドはあるけれど、
**“なぜこの会社が特別なのか”**という核心はうまく伝えきれていないことが多いのです。
それは決して意識や努力不足ではなく、魅力を客観的に整理し、言葉やビジュアルに変換する専門的なスキルが社内にないだけ。
結果として、学生や若手社会人が企業の存在に気づかないまま、東京や他県に流れていきます。
地方だからこそできる勝ち方がある

僕は地方の採用市場をレッドオーシャンだとは思っていません。
むしろ、若者が少ないからこそ、ブルーオーシャンです。
東京のように数百社と競う必要はなく、数社との出会いで運命が決まることも珍しくない。
だからこそ、“知ってもらう”ことが勝負の分かれ目になります。
もし最初の企業説明や求人記事で魅力を伝えきれれば、学生はもっと真剣にあなたの会社を考えてくれるはずです。
逆にそこが弱ければ、どんなに良い条件や職場環境でも、選択肢にすら入らないのです。
グンキャリの役割
そんな課題意識から誕生したのがグンキャリです。
僕たちは求人を「載せる」だけではなく、企業の現場に入り込み、
- 技術や製品のすごさ
- 働く人の想い
- 会社が地域や社会に果たしている役割
を掘り起こし、それを若者の言葉に翻訳して発信します。
文章・写真・動画・SNS──あらゆる手段を使って、企業のストーリーを見える化します。
光る企業を、もっと光らせる

群馬には、全国に誇れる企業が本当に多い。
でも「知られていない」というだけで、採用もブランド価値も伸び悩んでいる企業が多すぎます。
僕たちは、その魅力を引き出し、磨き上げ、若者に届く形にして発信することで、
地域に根ざした優良企業の未来を守りたいのです。
あの日のバスツアーから
ぐんま就活バスツアーで感じた衝撃──
「すごいのに、伝わっていない」。
そのもどかしさを原動力に、僕たちはグンキャリを立ち上げました。
もしあなたの会社にも、
「もっと若者に知ってもらいたい」「伝えきれていない魅力がある」
そう思う瞬間があるなら、ぜひ一度話を聞かせてください。
僕たちは、その魅力を必ずカタチにして、未来の担い手へ届けます。