【社長紹介(キャリコ/代表取締役)】
キャリコの社長である小圷琢己さんをご紹介します!
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Q,簡単な自己紹介と、現在キャリコで担っている役割・仕事について教えてください。
株式会社キャリコ代表の小圷琢己(こあくつたくみ)です。北関東と都内を拠点に、若者のキャリア支援、企業の採用・ブランディング支援、Webメディア運営などを行っています。
キャリコは「キッカケデザインカンパニー」として、人や企業、地域の中にある可能性が動き出す瞬間をつくることを目指しています。
現在の私の役割は、経営判断だけにとどまりません。事業の方向性設計、行政や企業との連携、メディアやイベントの企画、そして若手メンバーや学生インターンとの対話まで、現場に深く入りながら仕事をしています。
肩書きとしては代表ですが、「言葉をつくり、問いを立て、挑戦できる環境を整えること」が自分の本質的な仕事だと考えています。
Q,仕事をするうえで、あなたが大切にしている価値観・判断軸は何ですか?
仕事をするうえで、私がまず意識しているのは「相手の要望や目的を聞くこと」です。
当然、私自身にも目的や希望はありますし、「こうした方がいい」という考えもあります。本音を言えば、先にそれを伝えたくなる場面も少なくありません。それでも、あえて最初は自分の話をせず、相手が何を考え、何を成し遂げたいのかを聞くことからスタートするようにしています。
実は以前の私は、いわゆる営業的なスタイルで、「売りたいものを売る」仕事の仕方をしていました。自分が正しいと思う提案を、いかに魅力的に伝えるか。今振り返ると、相手を見るより、自分の都合を優先していた部分が大きかったと思います。
その考え方が大きく変わったきっかけが、キャリアコンサルタントの試験でした。試験に向けて、本当に徹底的な特訓を重ねました。その中で求められたのは、アドバイスをすることでも、答えを出すことでもなく、とにかく相手の話を聞くことでした。
言葉の裏にある感情や背景を汲み取り、相手自身が気づいていない想いに寄り添う。その訓練を積み重ねる中で、「聞く」という行為そのものが、自分の大きな強みになっていきました。
今では、聞くことは単なる姿勢ではなく、最適解を導くためのプロセスだと考えています。
相手の目的を正しく理解しないまま出した答えは、どれだけ正しそうに見えても、最適解にはなりません。だからこそ、遠回りに見えても、まずは聞く。そこから一緒に考え、対話を重ねながら、その時点での最適解を導き出す。このスタンスは、経営でも、採用でも、キャリア支援でも一貫しています。

Q,キャリコに入ってから、「これは他社と違うな」と感じたことは何ですか?
キャリコを創業してから「これは他社と違うな」と感じた点の一つは、社員の多くが、いい意味で私のことを“社長”として扱っていないところです。(20代で創業社長ということが大きいとは思いますが。)
日常的にコミュニケーションを取っていることもあり、上下関係というより、一人の人として向き合ってくれている感覚があります。これは、若いうちから関係性を築いてきたメンバーが多いからこそ生まれているものだと思います。
当社の特徴の一つに、大学生の頃にインターンとして関わり、その後一社を経験して成長した状態でキャリコに戻ってくるメンバーが多いという点があります。すでに価値観や人となりを理解した関係性の中で働き始めるため、無理に距離を縮める必要がなく、自然と良い関係性を保ったまま仕事ができています。
この「関係性の集積」は、意識的につくってきたものでもあります。
県の事業で関わった当時の高校生が大学生になり、インターンとして戻ってきてくれたり、大学生だったメンバーが社会人になった今も、仕事仲間であり、時には飲み仲間として付き合いが続いていたり。キャリコでは、仕事だけで関係が終わらないことを大切にしています。
こうしたコミュニケーションやコミュニティを重視する姿勢があるからこそ、キャリコの思想や、私が考えていることは、リモートワークであっても比較的伝わりやすいのではないかと感じています。
単なる業務のやり取りではなく、「誰と、どんな想いで働いているのか」を共有できていることが、キャリコらしさであり、他社との大きな違いだと思います。
もちろん、キャリコに関わったすべての人が入社するわけではありませんし、それを前提にしているわけでもありません。
それでも私は、「キャリコに携わったなら、いつかまた何かを一緒にできる関係性」でありたいと考えています。

Q,これから1〜2年で挑戦してみたいことは何ですか?
これから1〜2年で挑戦したいのは、キャリコの取り組みを「個人の想い」ではなく、「チームと仕組み」として次のフェーズに進めることです。
これまでは、代表である私が前に立ち、判断し、動く場面も多くありました。しかし今後は、若手メンバーや学生インターンが主体となり、自分の言葉で企画し、試し、改善していける状態をつくっていきたいと考えています。
具体的には、グンキャリや各種イベント、行政連携プロジェクトなどにおいて、企画立案から実行、振り返りまでを一貫して任せる機会を増やしていきます。失敗も含めて経験として蓄積し、その学びが次の挑戦につながるような仕組みを整えたい。
私の役割は答えを出すことではなく、問いを投げ、判断の軸を共有し、最終的な責任を引き受けることだと思っています。
また、グンキャリをはじめとした地域メディアについても、単なる求人情報の発信にとどまらず、地元企業と若者が自然につながる“接点の設計”に力を入れていきます。記事、イベント、インターン、プロジェクトが連動し、「ここで働く」「一度外に出て、また戻る」「別の形で関わる」といった多様な選択肢が見える状態をつくりたい。
その結果として、「地元で働くのも悪くない」「自分のキャリアをこの地域で描いてもいい」と思える人が一人でも増えること。それが、これからの1〜2年でキャリコとして実現したい挑戦です。
Q,キャリコで働いていて、印象に残っている(キャリコらしいなと思った)エピソードはありますか?
キャリコらしいなと感じるのは、誰かが「やらされる」のではなく、「やりたい」という声が自然と挙がってくるところです。
たとえば、サイト制作をもっと学びたい、企画から関わってみたい、読書会のような形でみんなで同じ本を読んで感想を話してみたい、といった提案が、役職や年次に関係なく出てきます。
こうした話は、こちらから指示して出てくるものではありません。日常の会話や雑談の延長線で、「それ、面白そうですね」「じゃあ一回やってみますか」と決まっていく。そのスピード感と自然さに、キャリコらしさを感じます。
背景にあるのは、上下関係が強くない、ちょうどいい距離感です。
私自身も、社長として答えを用意するというより、「それ、どういう目的でやりたい?」「どんな形なら続きそう?」と聞く側に回ることが多い。だからこそ、メンバーも遠慮せずに自分の興味や学びたいことを言葉にできるのだと思います。
結果として、学びたい気持ちや挑戦したい想いが、個人の成長だけでなく、仕事や事業にも少しずつ還元されていく。
この“学びと実践がつながっている空気感”こそが、キャリコの一番の強みであり、起業して良かったなと心から思える瞬間です。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!